今回は、踊りに役立つ『丹田』(たんでん)を意識しやすくするエクササイズを紹介したいと思います。
さて、『丹田』、聞いたことはありますか?
踊りやヨガ、禅の世界や合気道、スポーツまで、ありとあらゆる身体を使うことには欠かせない部位といいますか、感覚に近いと思います。
場所としては、おへそから5センチほど下がった下腹部あたりです。
フラメンコを踊るときもそうなのですが、この『丹田』を意識できるようになると踊りも劇的に変わってきます。
ただ、いきなり意識すると言われても、訳がわからないと思うので、今日は少しピラティスのロールアップとロールダウンメニューを紹介しつつ、下腹部のインナーマッスルを鍛えて、より感じやすくなって貰えればと思います。
エクササイズの流れとしては、このような感じです。
①まず、仰向けに寝た状態で下腹部を触ってこの辺りをしっかりと使うという意識をしてみます。実際に腹圧を入れてみて指で押したりしてもOKです。
②両手を耳元にバンザイ状態から、床に対して垂直に上げてきます。
呼吸を吐きながら、最初に触った下腹部を使いながら、ゆっくりと腕を前にしながら起きてきます。この時は、背骨は丸くキープし続けられるようにに、お腹にグーパンチを受けている意識で行ってください。決して、勢いで起きてこないようにして、必ずゆっくりやります。
しっかり呼吸を止めずに下腹部を使っているか確認しながら、最後まで起き上がってきます。
④逆再生でお腹にグーパンチを受けている意識で、腰骨から床につき、背骨をひとつひとつ床につけていき戻ります。この時も呼吸は止めずにしっかり吐きながら行ってください。背骨も丸くをキープしながらです。
⑤そして、また腕が床と垂直のところを通って、最後はバンザイで一回が終わりです。
この動作、簡単にできそうで実は難しいです。アウターマッスル(外の筋肉)ばかり発達してしまっていたり、背骨が硬いと足を抑えてもらわないと起き上がれないかもしれません。
もし、起き上がるのが難しいと感じる方は、まずは、④からの下に降りていく方(ロールダウン)から少しづつ試してみてください。
最初はできなくても続けていくと、コツを掴めてきます。
う〜ん、自分も最初は全然意味がわからなかったな。
これをまずは5セットくらいできると、しっかりとインナーマッスルを使えてくるので、立った時により『丹田』の感覚に近づき踊りやすい良い立ち方に繋がる事でしょう。
細かく紹介してくれているわかりやすい動画を見つけたのでこちらにアップしておきます。
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